紘武館道場では、館長の松村先生が築地市場で働いていた他、諸先輩で料理に造詣の深い方が多いこともあり、伝統的に稽古後の直会(なおらい)では、季節のもの、地方の特産品を持ち寄り、自分たちで料理して親交を深めています。
特に、稽古始会、周年記念演武会等の行事では、何十人分ものお料理を作って皆で食べて、飲んで、語ってと楽しいひと時を過ごしています。料理についても、先輩から後輩に杖の技のように伝えられてきました。魚のさばき方や、普段東京では目にしないような野菜の料理の仕方など教えていただくのも一つの楽しみです。
お酒が好きな方には、全国各地や、世界各国の稽古仲間が持ち寄るお酒を酌み交わすこともこの上ない楽しみの一つです。
松村館長には、「武術の稽古にかかせない、第六感を身につけるためには、日々の五感の鍛錬をしなさい。その中でも味覚は、毎食稽古できるので、ぜひ意識してみなさい」と直会でよく言われていました。
道場での演武会料理なども、このサイトで紹介していこうと思います。
※夜の稽古の後は、有志で道場で飲むことも多く、その様子はインスタグラムでも紹介しています。
※直会(なおらい)はもともとは祭事が終わってから御神酒・御供物をいただく宴会のことですが、ここでは稽古の後に、先生方とお酒を酌み交わしながら稽古の真髄や稽古中には教えていただけなかったことなどをいただく会のことを意味します。